ごきげんいかがですか?
じんとうざんです。
2月もあっちゅうまに半ば。
あれよ~あれよ~と時は過ぎてしまいますが
惰性に流されず、コロナ禍をくぐり抜けていきたいもんですね~
さて、今日のエアスキップは、
サンプリングと元ネタ対決!どっちが名盤?を
お届けします。
サンプリングの歴史って、意外に古くからやっており
70年代のヒップホップから派生しています。
過去の曲や音源の一部を流用し、再構築して新たな楽曲を製作することが
サンプリング楽曲になるわけですが
サンプリングをする場合、三者の権利関係の調整が必要となってきます。
①楽曲の作詞・作曲者
②楽曲のアーティスト
③楽曲のレコード会社
この三者のうち、一つでもNGが出た場合
サンプリングすることはできません。
なので、音楽性だけではなく
承諾してもらう、交渉力・コミュニケーション・人間性等
必要になってきますので、そこが面白いところですね~
今日は5組のサンプリングと元ネタをご紹介しますが
どっちが名盤か 判定しながらお楽しみくださいまし・・・
【目次】
- 1 (サンプリング)Madonna – Hung Up (Official Video) [HD]
- 2 (元ネタ)ABBA – Gimme! Gimme! Gimme! (A Man After Midnight)
- 3 (サンプリング)En Vogue – My Lovin’ (You’re Never Gonna Get It) (Official Music Video)
- 4 (元ネタ)James Brown – The Payback Live ( Zaire 74 ) 60FPS
- 5 (サンプリング)Kanye West – Through The Wire
- 6 (元ネタ)Chaka Khan – Through the Fire (Official Music Video)
- 7 (サンプリング)2 Chainz – Can’t Go For That (Official Music Video) ft. Ty Dolla $ign, Lil Duval
- 8 (元ネタ)Daryl Hall & John Oates – I Can’t Go For That (No Can Do) (Official Video)
- 9 (サンプリング)US3 – Cantaloop (Flip Fantasia) [Official Video]
- 10 (元ネタ)Cantaloupe Island featuring Herbie Hancock / Blue Note Concert Live – HD
(サンプリング)Madonna – Hung Up (Official Video) [HD]
(元ネタ)ABBA – Gimme! Gimme! Gimme! (A Man After Midnight)
スタジオに到着後、まず電気をつける・・・
パラパラパラと音をたててつくところが小気味よい感じ
そしてそして、デカラジカセにスイッチオン
このデカラジカセはシャープ製のようです。
音に合わせて、光るところがめっちゃええ感じ
マドンナの歴代シングルの中でも最高のセールスを記録、
全世界で900万枚以上を売り上げています。
元ネタは、アバのギミ!ギミ!ギミ!
最初、アバの男性陣ベニーとビョルンはOKしなかったそうな・・・
そこで、マドンナは直筆の手紙とCDを持たせて
スウェーデンに使者を送り込んで
懇願・哀願してやっとこさっとこ、許可が出たそうです。
サンプリンング・元ネタ どちらも甲乙つけがたいですが
昨年より再ブレイクしているので、元ネタの勝ちとしませう 笑)
(サンプリング)En Vogue – My Lovin’ (You’re Never Gonna Get It) (Official Music Video)
(元ネタ)James Brown – The Payback Live ( Zaire 74 ) 60FPS
ソウルの帝王
ナンバーワン・ソウル・ブラザー
ミスター・ダイナマイト
ファンキー・プレジデント
最高の魂(ソウル)を持つ男
ショウビズ界で一番よく働く男
ゲロンパ・・・
と、色々なニックネームがあるJBさんですが
史上もっともサンプリングされたアーティストなんですね~
やっぱ、ヒップホップ界では神様みたいな存在。
アン・ヴォーグのこの曲も
めっちゃええんやけど、この勝負
やっぱ、元ネタの勝ち~!
(サンプリング)Kanye West – Through The Wire
(元ネタ)Chaka Khan – Through the Fire (Official Music Video)
「Through the Wire」はチャカ・カーンの名曲「Through the Fire」を
サンプリングしたものであるが、当時のカニエ・ウェストにとっては
非常に重要な楽曲となっています。
カニエ・ウェストは2002年に、運転中に居眠りをしてしまったことが原因で
衝突事故にあったのだ。その大事故の結果、彼の顎は砕けてしまい
口にワイヤーが縫い付けられた状態での生活を余儀なくされた。
カニエ・ウェストは、その状況でこの曲を書き
顎が縫い付けられた状態でレコーディングしたのだ。
タイトルが「Through the Fire」を文字り「Through the Wire(ワイヤーの間から)
となっているのはそのためである。
チャカ・カーンは、カニエの状況を悟り
すぐさまにサンプリングの承諾をしたけれど
できた楽曲のボーカルは早送りしたテープみたいな甲高い声・・・
これを聴いたチャカ・カーンは「アホらしい・・・」と思ったそうです(笑)
ちと、配慮足らんかったかなあ・・・
(サンプリング)2 Chainz – Can’t Go For That (Official Music Video) ft. Ty Dolla $ign, Lil Duval
(元ネタ)Daryl Hall & John Oates – I Can’t Go For That (No Can Do) (Official Video)
ベテランラッパー2 Chainz
エグゼクティブプロデューサーは前出のカニエ・ウェストが
務めていますね~
ホール・アンド・オーツの名曲をサンプリングしましたが
なんせホール・アンド・オーツの代表作なので
これも、すんなり承諾が出なかったみたいです。
実はこのサンプリング曲は
I Can’t Go For Thatがベースになってますが
Cameoの「Back and Forth」のサビのフレーズを
ちょこっと拝借しています。
サンプリングが複数になると、権利がややこしそうですね~
(サンプリング)US3 – Cantaloop (Flip Fantasia) [Official Video]
(元ネタ)Cantaloupe Island featuring Herbie Hancock / Blue Note Concert Live – HD
今日のエアスキップはサンプリングVS元ネタ対決をしてみましたが
いかがでしたでしょうか~
ラスト組はちょっとジャジーに締めたいと思います。
US3(アススリー)は、1991年にロンドンで結成されたジャズ・ラップ・グループ
彼らはブルーノート・レコードの音源を
自由にサンプリングできることを公式で認められています。・
なかでも、カンタループは非常に注目され
ヒップホップジャズというジャンルを確立させました。
今日は、そのかっこいいサンプリングナンバーと
元ネタのハービー・ハンコックのカンタループアイランドでお別れです。
いや~ハービー・ハンコックの
落ち着いたピアノもすばらしいけど
トランペットのフレディー・ハバード
めっちゃかっちょええ!
額に汗流しながらのトランペッター大好きでした~
お相手じんとうざんでした~